JAMIS DragonSlayer

9月10日、もくぞうこマウンテンバイクパークで SPECIALIZEDの試乗会も開催されると聞きつけ、
最新の電動バイク乗りたさに赴いた。

電動バイクは期待以上に楽しかったのだが、これはこれとして、
ちょっとマニアックなバイクを見つけたので紹介したくなった。
もちろん、オーナー様の了解済み!

それが、この JAMIS(ジェイミス) DragonSlayer(ドラゴンスレイヤー)だ。

JAMIS(ジェイミス) DragonSlayer(ドラゴンスレイヤー)

創業から自社経営を貫くアメリカのトップブランド JAMIS

DragonSlayer を紹介する前に、ちょっと JAMIS という会社のことを紹介したい。

以下、公式ホームページより抜粋、要約。

創業は 1979 年。革新的なビーチクルーザーを発売後、
マウンテンバイクの原型とも言われる Explorer を世に送り出し、注目を集める。
1985 年、レースに耐えうる本格的なマウンテンバイク Dakar のリリースにより、
JAMIS の名を世界に知らしめる。

マウンテンバイクの歴史は JAMIS と共にある、といっても過言じゃ無い。
トレック、スペシャライズド、キャノンデールなど、
アメリカン大手ブランドの殆どが、買収や吸収合併が繰り返し存続している中、
創業以来、買収や合併をすることなく自社経営を貫く、まさに本物の老舗。

そんな老舗が 1993 年に発表したのが、 Dragon 。
フレームにはタンゲのプレステージ・クロモリパイプ、
パーツ構成に至っては、Shimano 24 速 XTR と Ultegra のハブという、
当時の最先端を惜しみなく導入した一台。
JAMIS のクロモリ MTB といえば、Dragon という位、今もなおロングセラーを続けている。

ロード乗りには馴染みのないメーカーだろうし、スポーツ店で見ることもない。
だが、オフロードを走りたいなら、決して無視できないトップメーカーだ、と思ってる。

石川県では、「じてんしゃ にのじ」 と「VELOW’S」 が取り扱っている。

そんな JAMIS から発表された DragonSlayer というモデル。
国内ではほとんど流通しておらず、アメリカ本国では 2022 年のラインナップから外れてる。

僕自身、この実車を見るまで全く知らなかった。
なによりも、この名前に笑ってしまった。

1985 年頃、PC-8801やPC-9801を触ったことあるなら誰もが知っている、
元祖死にゲー(と僕は思ってるが)日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー」を思い出したからだ。
おいおい、乗るとスグ死ぬんじゃねーのって。wwww
(オーナー様、ゴメン。バイクをディスってるんじゃありません。ホント)


ハードテイルのくせに、フルサス並みの振動吸収性

こんなゲームオタの話は忘れていただいて、
この DragonSlayer の紹介をしよう。

細身のフレームに、極太のタイヤ。
一見すれば、細身のタイヤを履いたファットバイクにも見えなくないが、
細部は見れば見るほど興味深い。

JAMIS(ジェイミス) DragonSlayer(ドラゴンスレイヤー)
高級クロモリパイプ、レイノルズ520 の文字が眩しーぜ!メインフレームの下にあるボトルケージがダボ穴のある証。

フレームは、クロモリのレイノルズ 520 使用し、
27.5+の WTB のホイールに、
装着するタイヤは WTB RANGER 3,0 のセミファット。
フロントサスは、FOX RHYTHM 34。
BOOST 規格の120mm トラベルを装備。

衝撃吸収の高いフレーム、エアボリュームの大きいタイヤ、そしてよく動くサス。

これだけでハードテイルなのにフルサス並みの乗り心地を求めているのが
ビシビシで伝わってくる。

約 7.6 cm 幅 もあるこのセミファットタイヤなら
砂浜だって、雪の中だって走れるのでは?と質問したところ
オーナー様曰く、
「積雪の中、大丈夫でした!」って、走ったんか〜い!!

ブレーキは、前後とも Shimano SLX シリーズ。
ドライブトレインは、SRAM GX の1× 11 仕様と十二分なスペック。
しかも、シートステイ、リアエンド、フレーム下にもダボ穴が装備されていることからも、
ツーリングバイクとしての要素も取り入れている。

つまり、これって、ファットタイヤを装備したグラベルバイクってこと?
ツーリング先で、ちょっとしたドロップオフやトレイルもこなせるって、
こいつは理想だなぁ。ちょっと羨ましいなぁ。


可変リアエンドがもたらす無限の可能性

JAMIS(ジェイミス) DragonSlayer(ドラゴンスレイヤー)
この錆びた2つのボルトと長いガイドが可変リアエンドの証。ちゃんとエンドにテンショナーまでついている。

何より特筆すべきことは、この可変リアエンド。

後輪の取り付け位置を前後にスライドできるおかげで、
チェーンステーの長さを変更できるのが凄い。

チェーンステーが短ければクイックな操作性となり、
長ければ直進の安定性が増す。
こうしたジオメトリーの変更は乗り味を大きく変える。

リアエンド伸ばせば29インチのタイヤ履けるし、マレット化だって容易。
パークでガンガン走るならリアエンドを短めに 、
ツーリングをメインにするならリアエンドを長くして直進安定性を高めに、
自分の好みや目的応じて、後からいくらでもジオメトリーが変更できる。

つまり「末長く楽しめる一台」と言えるのではないか。

JAMIS(ジェイミス) DragonSlayer(ドラゴンスレイヤー)
オーナー様の勇姿。う〜ん、どんな乗り味なんだろ。お願いすりゃ乗せてくれたかな?そりゃズーズーしいか。

自転車の趣味が長くなるほど、目的は変化し、求めるスタイルも変わってくる。
目的に応じてポンポン買えるほど、スポーツ自転車は決して安くない。

自転車を買う時、誰しもが
「この一台で一生添い遂げる」って気持ちになるはず。

メーカーとしては、ポンポン買い替えて欲しいのだろうけど、
そんなユーザーの気持ちを知ってか知らずか、
「末長く楽しめる一台」を市場に投入するこの企業姿勢。
しかも、自社の代表製品である竜(Dragon)を倒すべく
竜殺しの英雄(DragonSlayer)を送り出すって、
なんか JAMIS って会社の懐の深さを感じるよなぁ。

「この一台で一生添い遂げる」て決心しても、
決心の数だけ、複数台持ってたりするんだよなぁwwwww







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