ダボ穴を修理する

キャリアのダボ穴が粉砕!

完成したカメラバッグの記事でも軽く触れたが、
リアキャリアを固定するシートステーのダボ穴が壊れた。2つとも。

自転車業界で言うところのダボ穴、アイレットとも言われ
自転車のフレームに直接付いているネジ穴のことを指す。

壊れてしまった状況はこうだ。
そもそもキャリアを取り付けていたネジ山だが、1つだけバカになりかけていた。
ま、これくらい大丈夫だろうとそのまま運行したら、気づかぬうちにボルトが2つとも喪失、
いきなりキャリアが外れる事態となった。

現場は、金沢市北部公園付近の田んぼの中。
桜を求めて、未舗装の畦道を走っていた時だった。
キャリアにはパニアバッグに詰め込んだ 15kg 相当の荷物がついたままである。

自宅からは 10km 以上。家に帰って修理するには距離がありすぎる。
持ってきた道具を広げても代用できそうなものは何一つない。
幸いにも住宅街にほど近い場所ではあったので、ともかく街中を目指すことにする。

キャリアが倒れないように押さえながら、
道端に使えるものがないかキョロキョロと目を配りながら自転車を押す姿は、もう立派な挙動不審者。

こうして自転車を押すこと約1km。
道端に落ちていたクリーニング屋などでいただける針金ハンガーを発見!
一部皮膜が破れ、錆びた部分はあるけど、この針金巻きつければキャリアは固定できる。
とにかくガタつきを限りなく少なくなるよう、キャリアとフレームをこいつでガッチリ固定し、応急処置する。おかげでキャリアは市内巡回から帰宅まで外れることはなかった。

で、毎度のことながら写真撮るのを忘れる。
いつも思うのだが、多くのブロガーはトラブル直後の写真を掲載してたりする。
パニクった自分を顧みても、皆んなよく撮る余裕なんてあるよな、すげーよ、ブロガー。

ここで教訓。
トラブったら即写真を撮ることかwww
あとは、携帯ツールといっしょに必ずタイラップも5〜6本入れておく。
今回のような装着物の脱落やチェーン切れなど、
応急処置にタイラップが役立つ場面はある(ハズ。あっても困るけど)。


ダメになったナットを取り外す

ダボ穴修理

写真は、粉砕したリアキャリアのダボ穴。
ちょっとピントが甘いが、ネジ山がほとんど削れ落ちている。
しかも固定するボルト一緒に供回したらしく、フレームからナットが剥離しているのも分かる。

このダメになったナットを外し、新しくナットを取り付けることになるのだが、
上部を削り取る方法が最善策、というかそれしか無い。

で、使う工具はコチラ

面取りカッター

本来は切削した穴のバリを取ったり、皿ビスが収まるように面取りする工具。
手持ちのドリル刃で穴を開けるようにエピナットを削ろうとしたのだが、
如何せんエビナットが剥離しているため、供回を起こしてしまう。
そこで、この面取りカッターで上部から強く押さえつけながら削り落とそうというのが今回の作戦。

ダボ穴修理

ナット自体はアルミのため、みるみる削れていく。
切削音が変わった時点で、刃がフレームまで到達したということなので、ドリルを停止。

ダボ穴修理
ナット全部削るとフレームまで削りそうだったので、ナット上部が薄くなった時点で、おりゃぁ!とばかりにナット上部を引きちぎる。

残った部分をペンチで摘まんで引っこ抜ける…はずが、上部を残し、残りはフレームの内部へ落下する。
ああああああああ。

わかってたよ。わかってたんだよ。
部材に対し外側と内側から挟み込むカタチで固定されているってコトは、
穴より内部の部材の方が大きいに決まってる。
そりゃ一緒に抜けるわけないさ。
場所が場所だけにフレームを逆さにしても出るハズもなく、今だにフレーム内で転がっている。
しらんわ、もぅ。

ダボ穴修理
ナットを削り落とした直後の状態。ナットが供回りしたせいでフレームに傷が入ったが、ナットを装着すれば見えなくなる。気にしない、気にしない。

エビナットを装着

フレームに新しいナットを装着するにあたり、
普通はハンドナッターという工具を使うらしいが、
たった1箇所のナット装着に数千円の工具は不経済すぎる。
そこで選んだのがコイツ。

ちょっとナッター

ロブテックス社の「ちょっとナッター HNC05R」
自電車のダボ穴がほとんどM5のため、エビナットもM5サイズにする。
ナッター、マンドレルに、エビナットが 10個付属したこの商品。
頻繁に作業することがないならこれで必要十分。まさに名前に偽りなし!

このナット、ブラインドナット、エビナットという名称で販売されている。
ちなみに、このエビナットの正式名称「エビローレットナット」はロブスター社の登録商標である。

てか、「エビ」ナットって、会社名がロブスターだからか?
商品名といい、社名といい、商標といい、この会社の企業文化ってwwww。
スッゲー気になるぅ。

気を取り直して、作業に取り掛かる。
17mm のスパナとM4ヘキサレンチを用意し、
まずはナッターにマンドレルを差し込で、エビナットをねじ込み、ダボ穴へセット。

ダボ穴修理
ナッターにマンドレルを装着。
次にエビナットをつけて…
ダボ穴修理
ナッターをレンチで抑えながら、レンチを締め込んでいく。

スパナでナッターを抑えながら、ヘキサレンチを締め込んでいく。
レンチが回らなくなったら、取り付け完了。
もう簡単すぎて、どう頑張ってもこれ以上書くこともない。wwww

ダボ穴修理
完成!!あとはキャリアを装着するだけ。

もう一つのダボ山も同じように作業し、リアキャリアを修理することができたワケだが、
ネジ山が切れたの見たときは、ホントどーなることかとビビっりまくった。
しかし、やってみるとあまりのお手軽加減に完全に拍子抜け。
事故状況の方が文章量多くね?

ともあれ、エビナットがまだ9個も余っている。
これだけ残っていおれば、ネジ山がバカになったボトルゲージ穴の修理だってできるし、
ダボ穴を追加することだってできる。

ボトルゲージ穴を修理する事態は望んではなし、
ダボ穴追加するなんてリスキーな工作をする気はないのに、
なんか得した気分になるのはなぜだろう?


今回の製作費(税込)

今回使用した工具

  • 電動ドリル —–—––—- 無いとハナシにならん。
  • 面取りカッター —–—- 昔買ったモノ。¥ 1,500ぐらいじゃね、知らんけど。
  • 17mm スパナ
  • 5mm ヘキサレンチ

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