HB-M525 分解整備

整備を始める前に、気になることを終わらせる。
前記事に書いた理由により、Kona Hoss Dee-lux に履かせていたホイールからフロントハブ Shimano Deore HB-M525 を取り出すことにした。
中古で購入してからハブの中身を確認していないことに気づいたので、
これを機に分解整備を行うことにした。
まずは、ホイールの分解になるのだが、ディスクローターを外し、スポークを外していく。
ホイール組を思えば、スポークのニップルを緩めるなんて造作も無いこと。サクサクと外していく。
外したディスクローターのネジやニップルに多少の錆が見て取れたので
クエン酸に漬け込む。(サビ取りの話はこちら!)
クエン酸に漬け込むこと約2時間。ネジ、ニップルを取り出し、しっかりと水洗い。
水気を拭き取ってから、防錆対策としてオイルスプレーをぶっかけておく。
この対策をしていないと、直ぐに錆が発生してしまう。
ブンカイ!

クイックアクセルを取り外し、左右両端のロックナットを緩める。スパナはどちらも 17 mm。
あまりにも簡単に廻ってしまったので、ちょっとヤな感じが。
その時、初めて気づいたのだが、車体からホイールをハズず時にカタカタと音が鳴っていた。
その時は気にも留めなかったが、よくよく考えれば鳴るハズないのにね。
要はロックナットが緩んでいて、ハブの外装とハブのアクセル部にアソビがあったのだ。
そりゃ音も鳴るよね。知らずに乗っていたら大惨事になりかねない。
気づいて良かったね、と思いきや


こっちが大惨事!
茶色いのは錆とグリスが混ざったモノ。
ロックナットの緩みからシールリング内部へと水が浸入し、
ベアリングに錆が発生しているのも知らず、乗り回したのが原因だと思われる。
これからの作業に不安しかない。
左のナット、ベアリングを取り除き、アクセルシャフトを抜く。右のナットは絶対外さない。
下手に外すと車軸が変わってしまう。要注意だね。
で、右のベアリング部分、恐る恐る覗いてみると

右には浸水はない。だけど、グリスの色はちょっとヤバイい。グリスの色が変わる位の鉄粉の量なワケで、相当長いことオーバーホールしなかったんだろね。
ともかく、分解は終わったので部品を洗浄することに。

センジョウ!
パーツクリーナーで部品を洗浄する訳だが、
拭き取れるところは先に拭いた方がキレイな作業が出来る。
使うのは、コイツ!

マスクです。しかも、使用済み!
え、マジか?と思われて当然。
公衆衛生上の観点から、使用済みマスクは捨てるのが常識だし、
再利用なんて非常識この上ないと思っていた。
でもね、大量に消費され、ゴミ箱に溜まっていく膨大な使い捨てマスクを見るに、
いつももったいねーなって思ってたのよ。
で、ウエス代わりに使ってみたところ、以外と意外に使えることに気づいた。
自転車のパーツを拭いたことある人なら誰もが経験したと思うが、
タオルなんて直ぐダメになるし、ティッシュなんてすぐ破れるから、すぐになくなる。
その点マスクは丈夫で破れにくい。
なによりももう使わないモノだから、遠慮なくどんなトコでもガシガシ拭ける。
ただ、紙や布のような高い吸水性能は望めないため、こぼれた液体を拭き取ることは困難。
しかし、低い吸水性能だからこそ出来ることもある。
グリスを塗り込む作業なら、マスクの載せて塗り拡げることもできるし、手も汚れない。パーツクリーナーや、オイルを吹き付ける時は、部品の下敷きにすれば、余分な液体の処理の手間が省ける。
最後の拭き取りだけペーパーウエスを使えば、無駄な消費を抑えられる。
エコだねえ〜www。
ネットでこんな話もある。我が家では使い終わったマスクは、ため込むことにしている。
全部、私の自転車用になるけどねwww。
モンダイ!
洗浄して発見できたことがある。
ベアリングの数が2つ足りないのである。左右1つ。マニュアル見れば、左右 11 個づつとなっている。
しかし、何度数えても、どこを探しても見つからない。走行中にシーリングの隙間から落ちたのだろうか。
もうエエわ。
家に余っていた 3/16″ サイズ(直径4.76mm)のベアリングを追加する。
本来ならばベアリングを総取っ替えした方がいいのだろうが、ベアリングなんて安いもんだし。
Shimano 部品番号:Y4BB98030。22 個入りで 298 円。
また使う時のために買っておいてもいいだろう。
あと、ベアリングを抑える左カップ部分(浸水があった方)に錆を発見。ここから錆がまた発生するだろうし、なによりベアリングの動きの妨げになる。1500番のペーパーで磨くことに。

あとは、組み上げるだけ。
カンセイ!

ベアリングには、たっぷりのグリスを。防水対策として、シールリングがハマる溝にもたっぷり塗り込む。
これでベアリングはグリスで落ちてこないので、両端ともにベアリングを挿入したら、アクセルシャフトを挿入しナットで固定する。
ここで難しいのが締め付け具合。アクセルシャフトを回した時、ゴリゴリと抵抗がある位締め付けるのは絶対ダメだし、逆に抵抗無くスルスル廻ってもいけない。この辺の締め具合は難しい。
最近買ったリアのハブがあったので、廻り具合はコレを参考にすると間違いが無い…..だろう、多分。
Shimano さんの品質管理を信じることにする。妄信的な Made in Japan 信者だな、オレ。

今回の製作費(税込)
- 3/16″ ベアリング Shimano 部品番号:Y4BB98030 22 個入り ————————— ¥ 298
使わなかったけどね
今回使用した工具
- 17 mm スパナ ——————————————- 2本いるぞ
- シマノ ルブリカント プレミアムグリス ———- たっぷりいるぞ
- サンドペーパー 1500 番 —————————— 安心を求めるなら2000番。勇気があるなら 800番でも可。
- パーツクリーナー ————————————— たっぷりいるぞ。品質は問わない。安さが正義の品。
- サンポール ———————————————— 錆落としに。できれば重曹をオススメ。
- オイルスプレー —————————————— 錆落とした後の処理に。品質は不問。

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