MKSペダル、買っちゃった〜

ビンディングペダルに飽きてきて

ツーリングバイクとして、十分仕上がってきた Kona Hoss Dee-lux。
いつでも旅に出られるとはいえ、まだまだ満足いかない部分がハンドルとペダル。

特にペダルに関しては、現状の Shimano PD-M424 を変更したい欲求が日を追うごとに増している。

この SPD ペダルは、初めて買ったビンディングペダル。
今でも初めて装着した時のドキドキ感は覚えている。

SPD ペダルのメリットは2つ。

引き足を使えること。これは長い距離である程、その効果を発揮するのは言うまでもない。

もうひとつは、トレイルライドにおいて、体が弾かれる様なギャップを越えても、体がバイクから離れない。
つまり、雑なバイクコントロールであっても、十分に対応が可能だということ。
15年ほど前の MTB シーンでは、ビンディングペダルが一般的だった。

足がすぐ外せないってデメリットがあるかもしれないが、慣れればどうと言うことはない。
つい近年まで、すべてのバイクに SPD ペダルを装着してくらいだ。

ところがある日、何気なく見ていたYouTubeで
「ビンディングペダルでは、バイクコントロールが上達しない」
との内容に、衝撃を受けた。

モノは試しと、手持ちのフラットペダルに変更し、いつもの様に「縁石ジャンプ」を試みたところ、
着地の衝撃でペダルを踏み外し、サドルに思いっきり股間をぶつける羽目に。

つまり、ジャンプ着地時、足をただツッパていただけと言うこと。
体が離れないことを前提にバイクコントロールすることに慣れきっていたのだ。

これを機に、UnAuthorized はもちろん、Cannondale までもフラペにしちゃった訳だが、
Kona Hoss Dee-luxに至っては、ビンディングのままだった。

金がない。というのが大きな理由だが、
ツーリング時は、ビンディングがいいのか、フラペがいいのかは、
Kona Hoss Dee-lux を組み上げる時からの悩みだった。


やっぱ、三ヶ島製でしょ!

悩みに悩んだ挙句、Kona Hoss Dee-lux をフラペ化に。

理由は、旅先でビンディングシューズをカチャカチャ言わせて歩きたくないから。
あと、ビンディングシューズも新調したくなるし。wwww

そうと決まれば、話は早い。
次買うペダルは三ヶ島製作所だと、以前から決めていた。

自転車ペダルといえば、三ヶ島製作所。MKSペダルだ。
よく回るペダルとして、その高い製品精度と耐久性は競輪選手の足元を支え続け、
自転車好きなら知らぬものはいない創業70年の老舗メーカー。

70種類近くのラインナップの中から、候補となったのがこの3つ

  • SYLVAN TOURING
    ランドナーやスポルティーフなどツーリング車ペダルの大定番。
    1978年発売から35年以上経った今もなお人気を誇るロングセラー製品。
    買うなら、ペダルの脱着が容易なタイプも捨てがたい。
  • LAMBDA
    縦に大きな踏み面と、吸盤状のグリップが特徴。
    ちょっと派手な感じだけど、踏み面がとにかくバカデカいってのは魅力的。ファンも多い。
  • BM-7
    1970年代にアメリカ完成車メーカーに採用された人気製品の復刻モデル。
    SYLVAN TOURING と同様、トゥークリップも装着可能。

ん〜どれも捨てがたい。

あと、これとは別に本当は最有力候補だったのが、MKS ミカシマ XC-IIIベアトラップペダル
80年代のMTB定番ペダルを、 Blue Lug さんと共同で復刻したペダル。
レトロな感じが Kona Hoss Dee-lux にマッチするな〜と随分悩んだが、結局は高いってことで、パスぅ〜。
他に買いたいものもあるし。


これはいい! さすが Made in Japan クオリティ

つうことで、決めたのが BM-7
XC-Ⅲのようなレトロなフォルムと価格が決定打に。

シールドベアリングタイプもあったが、老舗の伝統技術を味わってみたかったので、
あえてボールベアリング仕様に。補修やメンテも簡単だし。しかも安いしね。

てな訳で、Amazon でポチって、即到着。即装着。即発進。

MKS(三ヶ島)ペダル BM-7

もうね、走り出した瞬間わかる。
びっくりするくらい具合がいいのなんのって。

回転がいいのは、箱から取り出しだ瞬間からわかってた。
クルクル〜って回んのよ。ベアリング壊れてたのかって思うくらい。
UnAuthoraized についている clank brothers STAMP 1とは比較にならないほど、クルクル〜って。

だけど、本当に具合がいいのは、その踏み心地。
ペダルゲージのギザギザよりも低く収まっている軸部分が、中心部を凹んだ状態にしている。
これが強く踏みこんだときに、足の裏と一体になる様な感じがイイ! もうサイコー!!

YouTube でも流れてたけど
「ペダルは中心が凹んでないとダメ」って、ショップの店員が言ってた意味、やっとわかったよ。

clank brothers STAMP 1 も悪くないけど、「買うならSTAMP 7」って言われるのも、
中心部の凹んだ状態のことを指してたんだね。なるほどね。

スパイクピンのように刺々しくなく、
それでいて靴に食い込むようにフィットするこの BM-7。
ビンディングほど窮屈じゃない、程よい脚との一体感。
ええ買いもんしましたねぇ、旦那ぁ
と言いたくなるくらいの満足度に、表情が既に悪代官。

所詮、自転車のパーツは消耗品だから、と中華製の安物を買うことも多いけど、
良い製品には高いだけのある理由がある。
「コスパがいい」って言葉がよく使われるが、
性能や品質が伴ってこそ使われるべき言葉であって欲しい。
そう言う意味では、MKS ペダルは本当にコスパがいい。

最近、MKS のラインナップがベアリングをシールドにした「NEXT」タイプに切り替わっている感じ。
お値段も高くなっているので、お値打ちなボールベアリングを買うなら急いだ方がいいかも。

最後に、創業70年以上、こんな製品を作り続ける会社が日本にあることが本当に誇らしい。

ちなみに「3月4日は、三ヶ島の日」だってさ。
で、ボクにどうしろと。3月4日は三ヶ島本社の方向向いて祈らなきゃいかんの?wwww

Kona HOSS Dee-lux
ペダル取り付けて、レトロ感、さらに増量。目指すフォルムにあとちょっとってところか。


今回の製作費(税込)


今回使用した工具

  • ペダルスパナ ——————————————- こいつもMKS製。簡易スパナだけど結構気に入っている。

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