grunge インターセクトバー

ハンドルを曲げる(2/3)失敗編

前回の続き

 grunge のインターセクトバー のバックスイープ角を変えたい!

素材がスチールのインターセクトバー。
このバックスイープ角が3° のものを、10〜15° にするべく、
塗装は剥離し、さまざまな準備を重ねてきた。

作業を想定したところ、
まだ不足しているものが2つあることに気づく。


曲げを補助する延長パイプ

ハンドルを曲げるには相当な力が必要。
で、テコの原理で曲げるための延長パイプを用意する。
ハンドルに差し込んで使うため、パイプの内径が 22.2mm 以上でないといけない。

材質に関しても、ある程度の硬さは必要。塩ビやアルミ、銅管じゃダメだ。
工事現場の足場に使われる炭素鋼鋼管もあるが、如何せん重すぎる。
そうなると鉄もしくはステンレスの二択。

内径が 22.2mm 以上が欲しくって直径 25mm 程度のパイプを狙っていたが、
ホームセンターではなぜかどこも売り切れ。
仕方なく、直径 30mm、長さ 600mm ステンレスパイプを選択。
ちょっと太いよな、これ。ハンドルに傷がつくかも。


ハンドルを塞ぐ栓

もう一つは、ハンドルに詰めた砂が漏れないようにする蓋だ。

ハンドルの端をきっちり塞ぐ製品といば、
ハンドルバーエンドキャップがあるが、コレは使えない。
ゴムやプラスチックなど熱で溶ける素材を使っているから、トーチバーナーで炙った熱で溶けてしまう。

そうなると、作るしかない。部材は木材が最適だろう。

木材加工といえば、僕の選択肢は一つ。
カメラバッグ製作でもお世話になった、友人A氏だ。

直径 25mm の円筒形木材をテーパー状に削ることで、ハンドル端に差し込めるようにする。
これを2つ用意すれば、両端を塞ぐことができる。

友人A氏の自宅工房にて。旋盤は知る人ぞ知る「DELTA 46-460」。趣味の持ち物というには、ちょっと凄くね。
みるみるテーパード形状になっていく部材。手つきはもう立派な伝統工芸士www。ありがたや〜

もうこれで、足りないものはない。
心置きなく作業開始だ!


ハンドルに砂を詰める

場所を屋外に移し、曲げ作業を行うことに。

天日干した砂を、篩(ふるい)にかけハンドルに詰めていく。
ジョウゴを使えば、スルスル入っていく。
時々ハンマーで軽くハンドルをコンコン叩けば、砂の密度は上がっていくし、
密度が高ければ、叩いた音も変わっていく。

ハンドル曲げ加工
ちょっとでかい石あるぞ。ま、いいか。無視することにする。

時々、ハンドルを地面打ち付けることで、砂の密度を高めてく。

ハンドルのどこを叩いても同じに音になったら、いっぱいに詰まった証拠。
木栓をして、万力にクランプする。
いろんな準備はこのためにあったといっていい。

そうして迎えるのは最初にして最大の課題、ハンドルを炙る作業だ。

ハンドル曲げ加工
万力を台座に固定し、壁に押し付けるようにして曲げる作戦に。

ハンドルを炙ってみる

ハンドルを炙る箇所は、曲げる方向に対し、内側ではなく外側を炙る。

ハンドル曲げ加工
こ〜んな感じで炙る。炎が見えないが、ちゃんと炙ってますww

外側を炙るのには理由がある。

パイプの曲がりを道のカーブで例えよう。
道幅が広くカーブが急であればあるほど、コーナーの内側の周距離よりも外側の方が周距離は長くなる。
これをパイプで置き直すと、曲がりの外側は、内側より長くならねばならない。
すなわち、金属が伸びてほしい、そのためには柔らかくする必要がるというワケだ。

2〜3分炙ることで、炙った箇所が青くなりだす。
しかし、10分たっても、炙った箇所が赤くならならず、
鉄が柔らかくなる感じが全くしない。

ハンドル曲げ加工
10分間、炙った直後の状態。青く色づいたがこれ以上は進まず。なんかフライパンのシーズニングをしている気分に。
それよりも、熱した途端、細かいサビが浮き出てきた。こんなことあるのか? 鉄が冷めてから。耐水ペーパー600番で磨く羽目に。

炙るのをやめて、試しに力から任せにやってみたが、やはりビクともしない。
しかも、土台が安定しない。
足で押さえつけようが、どうしても土台が固定できなず、
ハンドルに与える力が逃げていく。

これでハンドル曲げられると思ったのに〜〜。

どうしよう。うむむ。


失敗しましたw。だが課題も見えた。

要は火力の問題。
全く足りてないワケではない。あと少し足りないだけ。

作業したこの日は風も強く、かなり炎が流されているように思う。

ボンベに関しても、今使用しているトーチのボンベ RZ-850 に対し、
プロパンの含有量を増やした RZ-860がある。これなら燃焼温度は上がるかも。
別のノズルにすることも考えたが、これは最終手段だな。

土台にも問題はある。
けど、しっかり部材を熱せられなければ、曲げることは到底不可能と感じた。

無風のタイミングを狙うなんてできないし、家の中でするしかないのか?

大事になることは覚悟してたけど、
まさかこんな覚悟を求められるとは。

次回、ハンドルを曲げる(3/3)完結編
諦めたらそこで試合は終わりだ!


今回の製作費(税込)

使ってないよ〜ん

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