簡易すぎる振れ取り台

昔のディスプレイスタンド、持ってます?

スポーツ車を所有する人なら必ず持っている、
リアハブ保持タイプのディスプレイスタンド。
スタンドのないスポーツ車であれば、自転車の保管用として、
誰もが必ず購入する必須アイテム。

しかし、自転車との付き合いが深くなればなるほど、気づくのである。
リアハブ保持タイプってどうなのよ、と。

正直、嵌める作業もコツがわかんないと、メンドーなだけだし、メンテで使うにもちょっと使いにくいし。

バイクに乗る頻度が高くなればなるほど、もっと便利なスタンドが欲しくなる。
こうして使われなくなり、倉庫の片隅か放却の遥か彼方へと旅立つ末路は、ボクだけじゃないハズ。

そうでなくても、ディスプレイスタンドが使えなくなる理由はちゃんと(!)ある。


リアハブ保持タイプが使えない理由(1)エンド規格の乱立。

一昔前ならば、
リアハブは MTB なら135mm 幅、ロードバイクなら 130mm 幅の2種ぐらいだった。
(昔は120 mm や 126 mm もあったけど)
5mm程度の差なので、リアハブ保持タイプで MTB もロードも問題なく使うことができた。

だが、今ではさまざまなサイズのエンド幅が乱立状態。

ボクの知る限りでは、
ロードバイクでもディスクブレーキ仕様なら135mm、スルーアクスル仕様なら142mm 。
MTBにいたっては、142mm やブースト規格の148mm のほかに、150mm、157mmなんてもある始末。
ほかにもシクロクロスバイクで 132.5mmとか、145mm なんてのもあるらしい。(2022年現在 男爵調べ)

これに加え、アクセルシャフトもまた多種に存在している。
9mmクイックリリースをはじめ、
スルーアクスルにいたっては、9mm、12mm、15mm、20mmなどといろんな規格がある。

問題なのは、
クイックリリースレバー付きのシャフトならいいが、なかったりすると使うことすらできない。

バイクの進化によって規格が変わるのは仕方ない。
新しい自転車を買う度にディスプレイスタンドも新調すればいいのだろう。
そうなれば、 昔買った9mmクイックリリースが主流だった時代のディスプレイスタンドなんて、
使い様がない。

理由はまだある。


リアハブ保持タイプが使えない理由(2)タイヤの大型化。

26インチホイールなら半径は約 330mm、これにタイヤ幅 2.2 (高さは大体 55mm)のタイヤを装着すると、
半径はトータル 380mm ぐらいになる。

700Cホイールなら半径は約350mm、28c のタイヤを履かせても半径は大体 380mmぐらい。

しかし、僕の KONA HOSS Dee-lux に履かせている 27.5インチのホイール(半径約350mm)に
タイヤ幅 2.2を履かすと、半径は400mmを超えてしまう。
29 インチのホイールにタイヤ幅 2.2にいたっては、半径は420mmにもなってしまう。

こうなると、一昔前のリアハブ保持タイプでは、装着してもタイヤの方が先に地面に接触してしまい、
スタンドとしての機能すら果たせなくなる。

とまあ、あくまで私的見解ではあるのだが、
この2つが原因でディスプレイスタンドは使われなくなっていくと思っている。

いっそ壊れてくれれば捨てようもある。
だが、シンプルが故に壊れるところもさほどない。
用済みよろしく立てかけてある姿に、なんか哀れさを感じてしまう

なんだかなぁ、もう。


塩ビパイプの継ぎ手で、前輪の装着に対応。

そんな哀愁漂う我が家のリアハブ保持タイプのディスプレイスタンドだが、ボクはたま〜に使っている。

それは、ホイール組みの時だ。

ボクのホイールの組み方の手順は、ハブにスポークを全て通してからリムと組み合わせる。
そのため、片側のフランジづつリムへとスポークをつけ、ディスプレイスタンドに載せてから残ったフランジ側のスポークをリムにつけていく段取りだ。

この時プロショップなら振れ取り台を使うのだろうが、我が家にはない。
そこで登場するのが、この古いリアハブ保持タイプのディスプレイスタンドだ。

ボクの所有するバイクはいずれもエンド幅が 130mm ないし 135mm なので、リアホイールに関しては、問題ない。例え27.5インチのホイールであったとしても、タイヤさえつけなければ装着できる。

問題なのは、前輪ホイールだ。
前輪のハブエンド幅は 100mm。さすがに 20mm も開きがあると、さすがに載せられない。

そこで登場するのが、TS 継手と言われる塩ビのパイプだ。
TS 継手のサイズは、20 × 16 mm。
いずれもパイプの内径を表している。

サイクルスタンドを再生
TS 継手 20 × 15 mm。パイプ端面に刻印がありから、購入時に間違えるなんてありえない。

これをサイクルスタンドのカップリングに装着するだけで、前輪の装着が可能となる。
その気になれば、振れ取りだってデキちゃうシロモノに早変わり。
しかもこのパイプ、税込45円ときたモンだ。

あと、加工を加えれば、148mm のブースト規格にも対応できるかも。
でも、やらない。ボク、ブースト規格のチャリ持ってねーし。

捨てる神あれば拾う神ともいうべきか、捨てようとしてたモノがこんなに役立つなんて。たった45円で。
もぅ笑いが止まんね〜〜っ

サイクルスタンドを再生
TS継手が嵌るとこには、ビニールテープを一巻きほど。なくても問題ないのだが、キュっと装着できた方がなんか嬉しい。

ロープワーク「自在結び」で、大型タイヤに対応できる。

ここまで来ると、欲が出る。
でっけータイヤにも対応したいって欲が。

要はサイクルスタンドのカップリングの高さを変えればいいだけなんだけど、台の上に置くってのは芸がない。自転車を支えるパイプの足の角度をもっと鋭角にすれば、カップリングの位置は高くなるのだが、
大切なのはその角度を固定できるか、である。

で、思いついたのが、角度が拡がらないように「紐で縛る」。
でも、只縛っても意味はない。
タイヤ径に応じて角度を変えられる、つまり、
固定もできて、縛る長さを調節できないと意味はない。

そこで役立つのが「自在結び」という結び方。
キャンプの趣味がある方なら、タープ張りで使うなど、ロープワークの基本中の基本の結び方。
この方法で縛れば、縛る長さを容易に調節できる。

ばっちりやん。金もかからんしwwww

サイクルスタンドの再生
これが自在結び。一度つけちゃえば外すことはないから、無くすこともない。
紐ですか?ただのスニーカーの靴紐ですwww
ディスプレイスタンド
27.5インチに2.2幅のタイヤでも、紐を調節すれば地面には当たらない
ディスプレイスタンド
スタンドに装着しているは、もちろん27.5インチに2.2幅の前輪。ばっちりやん!!

ここで、自在結びを紹介…..したいとこだけど、
世の中にウマく説明しているサイトいっぱいあるからね。ググってくだされ。
うまく説明できそうになったら紹介してもいいかな。できるかな。

といいながら、
一昔前のリアハブ保持タイプのサイクルスタンドの使い道を伝えたいのが主旨だしね。
ちゃんとホイールも組めるし、振れ取りにも使える。
興味があったら試してみるのをおすすめ。ほんと出来るから。

これを使ってのホイール組の記事はいずれアップする予定だが、説明難しくってなかなか筆がすすまない。
記事アップするよりも先に、ちゃんとした振れ取り台を衝動買いしない自制心が続くことを祈るばかり。

あと最後に、バイク買い替えるときは、ディスプレイスタンドの新調も検討しないと、ね。



今回の製作費(税込)

  • TS 継手 20 × 15 mm ————————— ¥ 45(安っ!笑いが止まんね〜)
  • 靴紐 ———————————- しらん! 家の余りモンなんで。(伸縮しないロープ状ならなんでも可。)



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